原発事故「この子はまだ恋もしていない」
子を連れて 西へ西へと 逃げてゆく
愚かな母と 言うならば言え
まだ恋も 知らぬ我が子と 思うとき
「直ちには」とは 意味なき言葉
8月16日 @tawara_machi 俵万智
彼女の育児歌集『プーさんの鼻』は、ベビーシッターがいていいな、とか、 自分の時間を仕事にあてるとあるが、私には自分の時間が全くないとか、父親ナシで子育ては大変だな、という感じで、自分の育児との違いばかり気になってしまって共感できなかったせいが、さして心に響かなかった。
けれども、この原発事故の歌には、わしづかみにされた。
「まだ恋も知らぬ」の歌。
彼女は、3月16日に、
「息子を守れるのは自分しかいない、とも思う。この子はまだ、恋もしていない」とツイートしていた。
そのつぶやきを読んだとき、衝撃を受けた。
人は生物なのだから、利己的な遺伝子の宿命から逃れなれない。
生物としての歓び、悲しみは、恋から始まる。
官房長官枝野幸男の言葉「ただちに健康に影響ない」。
放射能のせいで、今の子どもたちの体は、こどもを作ることができなくなっているかもしれない。
母親でないと、子は守れないのか。
愚かで上等。
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